大相撲の元前頭・藤ノ川で服部祐兒(ゆうじ)さんが大腸がんのため、6日午前5時43分に茨木市内の病院で死去したことが分かった。64歳だった。

関係者が明らかにした。

 服部さんは愛知・大府市出身。東海高では柔道でインターハイ優勝。同志社大1年で相撲に転向し、学生横綱2度、アマチュア横綱2度など17冠を獲得した。

 大相撲は伊勢ノ海部屋から1983年春場所で幕下付け出しで初土俵。幕内では「藤ノ川」のしこ名で最高位は東前頭3枚目。将来を期待されたが、腰痛のため87年名古屋場所後に26歳で現役引退。幕内在位は11場所だった。引退後はスポーツキャスターとしても活躍し、東海学園大相撲部監督などを歴任。現在は東海学園大経営学部教授、日本相撲連盟評議員を務めていた。

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