WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)が6日、大阪・豊中市内のホテルで行われた祝勝会に出席した。関西大学人間健康学部1期生ということもあり、関大後援会が主催。

寺地は「応援してもらえたら力になる。感謝を伝えられたら」と頭を下げた。

 寺地は3月13日、日本史上3例目の日本人世界王者同士による王座統一戦でユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に12回TKO勝ち。井上に続き、日本人史上2人目の複数階級での王座統一を果たした。試合後には、WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(米国、帝拳)や、前WBA王者・井岡一翔(志成)とのビッグマッチを実現したい意向を示していた。次戦は今夏にフライ級の防衛戦となる見通しだが「ロドリゲスとはずっとやりたい。実現できるようにレベル上げて、向こうに注目してもらいたい」と力強く語った。

 今月8日には東京・有明コロシアムで、WBC&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)王座統一戦12回戦が開催され、WBC王者・中谷潤人(M・T)とIBF王者・西田凌佑(六島)が対戦する。統一戦経験者の“先輩”は「そんな簡単にはいかない。(統一戦は)気持ちの入り方が違うから。そんな簡単には終わらん気がする」と白熱の一戦を現地観戦する予定だ。

 ◆寺地 拳四朗(てらじ・けんしろう)1992年1月6日、京都・城陽市生まれ。

33歳。関大卒。2014年8月プロデビュー。17年5月WBC世界ライトフライ級王者、22年11月、WBA王者・京口紘人に勝ち2団体統一。24年10月、転向初戦でWBCフライ級王者、2階級制覇。名前の由来は人気漫画「北斗の拳」の主人公・ケンシロウ。身長164センチの右ボクサーファイター。

編集部おすすめ