バタフライのブランドで卓球用品の製造や販売を手掛けるタマス社は6日、埼玉・所沢市内の本社でバタフライ・ミーティングを開催した。ラケットの生産工場も構え、多数の応募から抽選で当選した北は東北から、南は九州に在住する約10人の卓球“マニア”たちが集結した。
1部はマニア待望のラケットの生産工場の見学。普段、生産に携わっている同社のスタッフの解説のもと、生産レーンを見て回りながら、ラケットの内部にあり、球の弾みなどに関わる特殊素材に触れてみる。マニアたちからは「手作業も多いんだ」などと驚きの声が上がった。ラバーを貼る行程は、ガラス越しに見つめた。この工場で作られたラケットは「MADE IN JAPAN」の製品として海外にも送られているという。
2部は5月の世界選手権個人戦の男子ダブルス金メダルの戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛知工大)ら日本代表のパネルの前で交流会。大澤卓子代表取締役社長も出席し、中学時代から卓球歴20年の男性や、自宅に300本のラケットを保有している男性、Tリーグ男子の木下マイスター東京のユニホームを着て参加した女性などの参加者が、卓球やバタフライの魅力を語り合った。