◆男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(8日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71)

 2019年大会覇者の堀川未来夢(Wave Energy)は通算10アンダーで並んだ蝉川泰果(アース製薬)とのプレーオフ1ホール目で敗れ、2年半ぶり5勝目となるメジャー3勝目を逃した。「蝉川選手は本当にうまかった。

2枚も、3枚も上手だった。米沢(蓮)くんと最終組の3人で素晴らしいプレーをできたと思う」と勝者をたたえた。

 首位で出た堀川は1番で約6メートルのバーディーパットをねじ込み、右手で豪快にガッツポーズ。2番で伸ばした後、3番パー3は2オン2パットでボギーとした。6番で取り返し、8番のバーディーで首位の米沢蓮(パルコホーム)に追いついた。

 後半は12番で落として2位に後退したが、13番でバウンスバック。15番ではバーディーパットを沈めて右手で力強いガッツポーズを決め、単独首位に立った。18番で蝉川がバーディーを奪い並ばれた。入れなければ負けが決まる3メートル近いパーパットをねじ込むと、ここでも右拳を振り下ろした。「楽しかった。こういう緊張する場面でプレーできるのはすごく幸せなこと」と潔かった。

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