◆プロボクシング バンタム級10回戦 那須川天心―ビクトル・サンティリャン(6月8日、東京・有明コロシアム)
WBC世界バンタム級1位、WBA&WBO2位、IBF4位の那須川天心(26)=帝拳=は7日、東京・後楽園ホールで前日計量に臨み、53・4キロでクリアした。首からかけていたお守りのようなネックレスをして体重計に上がったが、ややオーバーしていたのか苦笑い。
相手のWBA6位ビクトル・サンティリャン(29)=ドミニカ=は一発でクリアした。
天心はプロボクシング転向から徐々に契約体重を落として試合を行い、5戦目のWBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦は、同級リミットの53・5キロでクリア。前戦のジェーソン・モロニー戦(2月23日)は53・9キロ契約で、リミットでクリアしていた。
世界前哨戦となる一戦に向けて「いつ(世界に)挑戦してもいいと思われるぐらいの試合をしっかりしたい」と実力を示すことも重要視している。髪は黒に染め直し、右側頭部に「天」のバリアート(髪を刈って模様を描く)を施した。コスチュームとの“リンクコーデ”とあって、当日、どんな姿で登場するかもファンを楽しませそうだ。