◆日本生命セ・パ交流戦 巨人2―0楽天(7日・東京ドーム)

 元気印のV弾で連敗を5でストップ。交流戦初勝利を挙げた。

 「5番・一塁」で先発出場した増田陸内野手が、0―0の6回2死で楽天の3番手・藤平のフォークを完璧に捉え先制の4号ソロ。チームに20イニングぶりの得点をもたらした。「感触は良かった。入ってくれと思いながら走っていた」と、スタンドインを見届けると、一塁ベースを回ったところで右腕を高々と突き上げた。

 増田陸のプロ1号は22年5月15日の中日戦(東京D)。3日に亡くなった長嶋さんが観戦する目の前で生まれた。「なんとか勝つぞって気持ちでやっていた。勝てて本当によかった」と追悼の1勝を贈り、安堵(あんど)の表情を見せた。

 チームはこの日勝利したものの2得点に終わり、課題の得点力不足が浮き彫り。苦しい状況は続くが、元気印がチームに明るい光を差し込む。

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