◆米大リーグ カージナルス―ドジャース(8日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が8日(日本時間9日午前3時15分開始予定)、敵地・カージナルス戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。6試合ぶりで12カード連続本塁打となる24号、5試合連続安打が出るかに注目だ。

 大谷は2日(同3日)の本拠地・メッツ戦で右翼へ23号ソロを放ってから5試合連続で本塁打なし。前日6日(同7日)の敵地・カージナルス戦では、打ち取られた打球が二塁ベースに当たって安打になるラッキーな内野安打で4試合連続安打とした。直近4戦の6安打はすべて単打。チームも2戦19安打で1得点のみ、得点圏25打数1安打と苦しんで2連敗中なだけに、悪い流れを変える打撃に期待がかかる。

 カージナルスの先発はマイケル・マグリビ投手(24)。21年ドラフト1巡目(全体18位)で指名され、昨季メジャーデビューした有望株で、ここまで2年間で5試合に登板して4勝無敗、防御率1・57と大器の片りんを見せている。大谷は初対戦。直球、シンカー、スイーパーが投球の約8割を占めている。2年間で28回3分の2を投げて浴びた本塁打はわずか1本だ。

 ドジャースの先発はクレイトン・カーショー投手(37)。今季はここまで4試合に登板して0勝0敗、防御率5・17。メジャー通算212勝のレジェンド左腕が、今季初勝利、18年連続勝利、メジャー通算213勝を狙い“5度目の正直”となるマウンドだ。

 大谷はここまでチーム65試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した2試合を除く63試合に出場。リーグトップの23本塁打を放っている。レギュラーシーズン162試合に換算すると、57・3発ペース。前日終了時点で74安打、打率2割9分4厘、39打点、OPS1・023、66得点なども好成績を残してる。

 4月28~30日の本拠地・マーリンズ3連戦から11カード連続で本塁打を放っている大谷。敵地でのカージナルス3連戦は2試合を終えて長打すらないが、最終戦で12カード連続となる本塁打が出るか目が離せない。

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