◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人0―2楽天(6日・東京ドーム)
楽天戦の試合前、場内で追悼試合の開催が発表された。大型ビジョンには長嶋さんが巨人監督時代に背番号「3」を披露した際の写真が表示された。
天覧試合で村山実から打ったサヨナラ本塁打など、現役時代から宿敵・阪神戦で数多くの名勝負を演じてきた長嶋さん。巨人監督最終年となった01年は、東京Dでの阪神との開幕戦で新人の阿部慎之助捕手をスタメン起用した。巨人の指揮官として最後の采配は10月1日の阪神戦(甲子園)だった。思い出の詰まった伝統の一戦で、令和の巨人ナインが栄光の背番号「3」で熱い思いを継承する。
巨人では17年に「沢村栄治生誕100周年記念試合」として同氏の故郷、三重・伊勢市で行われたオープン戦・日本ハム戦でチーム全員が永久欠番「14」のユニホームを着用。20年9月には川上哲治さんの「生誕100年記念試合」として全員で永久欠番の「16」のユニホームでプレーし、この試合では菅野が8回途中2失点と好投し、吉川がサヨナラ打を打って勝利した。
東京Dの右翼席には球団の永久欠番のユニホームレリーフが掲げられている。この日は長嶋さんの「3」がライトアップされる一幕もあった。全員が「3」で臨む追悼試合は感謝を込めた特別な一日になる。