◆米大リーグ カージナルス3―7ドジャース(8日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が8日(日本時間9日)、敵地・カージナルス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、4打数1安打で5試合連続の安打をマークした。先発した37歳左腕のカーショーは今季5試合目の登板で5回1失点、7奪三振の好投で初勝利をつかみ、通算213勝となった。

 大谷は初回先頭の1打席目に左中間へ二塁打。、初球の外角94・4マイル(約151・9キロ)に反応。左中間へはじき返した打球は二塁打となり、長打は2日(同3日)のメッツ戦で右翼へ23号ソロを放って以来6試合、24打席ぶりだった。その後は一ゴロ、左飛、遊ゴロ、左足への今季初死球で快音は響かず。4月28~30日の本拠地・マーリンズ3連戦から11カード連続で放っていた本塁打は敵地・カージナルス3連戦ではでず、6試合連続アーチなしとなった。5打席目に左足付近に死球を受けた際には「イテッ!」という叫び声が場内に響いたが、そのまま走者として試合に残った。

 試合はドジャースが快勝。前日までのカージナルス戦2試合は得点圏で25打数1安打とあと1本がでず、19安打を放ちながら暴投による1得点のみで2連敗を喫していたが、下位打線が意地を見せた。2回に1死一、二塁で8番エドマンが先制の中前適時打を放つと、9番金慧成が右翼線へ2点適時三塁打だ。4回にもエドマンが三塁線を破る適時二塁打を放った。

 先発したカーショーは今季これまでの4登板は勝利がなかったが、5回82球で6安打1失点、7奪三振と好投。勝利投手の権利を持って6回からのマウンドは救援陣に託した。

2点差に迫られた7回にはベッツが9号ソロ。チームは2連敗中だったが、投打がかみ合った。

 あす9日(同10日)からは1ゲーム差の同地区2位パドレスと敵地で3連戦。試合前には大谷の今季3度目となるライブBP(実戦形式の練習)も予定されている。

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