◆プロボクシング▽スーパーバンタム級(55・3キロ以下)契約8回戦 辰吉寿以輝―アリエル・アンティマロ(7日・エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 日本スーパーバンタム級13位の辰吉寿以輝(じゅいき、28)=大阪帝拳=が昨年12月以来の再起戦を白星で飾った。フィリピン同級12位のアリエル・アンティマロ(23)に3―0の判定勝ち。

試合後の取材には元WBC世界バンタム級王者の父・丈一郎(55)が“乱入”し、愛憎入り交じる定番の「サウスポー談議」を繰り広げた。寿以輝のプロ通算戦績は17勝(10KO)1敗1分け。

 丈一郎(以下丈)「おめでとうさん」

 寿以輝(以下寿)「ありがとう」

 丈「あんなに顔に(パンチを)もらって、情けないわ」

 寿「今日はな」

 丈「サウスポー苦手やな~」

 寿「誰がゆーてんねん!(笑) 『サウスポー苦手やわby辰吉丈一郎』やろ。俺じゃないわ(笑)」

 丈「好きじゃないけどやな~」

 寿「あ! 認めた(笑)」

 丈「それはしょうがないわ(笑)」

 寿「なんや、しょうがないって(笑)」

 丈「相手に正面向いたら、そら無理やて」

 寿「今日の相手はなかなか手が長かったから…」

 丈「まあ勝ててよかったわ」

 〇…米球界挑戦のスラッガーがボクシング転向!? 西日本新人王予選のバンタム級4回戦で佐々木麟太朗(28)=ヨシヤマ=が高橋碧(24)=尼崎亀谷=に3回34秒TKO勝ちし、準決勝進出を決めた。花巻東高時代に通算140本塁打を放ち、米スタンフォード大に昨年進学した佐々木麟太郎(20)とは一文字違い。「自分の名前の後に『ボクシング』って入れないと(検索しても)出てこない」と苦笑いしつつ、「今は新人王になることが一番」と麟太郎に負けない活躍を誓った。

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