◆日本生命セ・パ交流戦 2025 中日4×―3ロッテ(7日・バンテリンドーム)
9回に代打4人の勝負手だった。井上監督は満面の笑みで歓喜の輪に加わった。
1―3の9回2死で、ベテラン大島が左前打で反撃のゴングを鳴らすと、一、二塁で代打・石川昂の14打席ぶり安打となる中前適時打で1点差に迫った。代打・石橋が四球を選んで満塁とすると、続く岡林の右前適時打で同点。最後は田中がサヨナラの押し出し四球を選んだ。
この日は、中軸を担うカリステが体調不良で欠場し、大島が急きょ、スタメン出場した。代打などの采配が制限される中での2連勝に、指揮官は「(ベンチの人数が)ギリギリだったけど、腹をくくるしかないと思った。みんながいい形でつないでくれてよかった」と胸をなで下ろした。福永、細川、中田らの主力を欠くが、井上竜は束になって逆襲する。(森下 知玲)