◇全道高校体育大会◆重量挙げ(7日・士別市総合体育館)

 “女子腕相撲王者”が連覇を飾った。女子64キロ級は国井渚紗(札幌あすかぜ3年)がスナッチの1キロ差をジャークで逆転し、中川智咲子(士別翔雲1年)を振り切った。

ジャーク(91キロ)とトータル(156キロ)で成人まで含めた北海道記録を更新。「高校最後は全国で頑張らないといけない。その気持ちだけだった」と口にした。

 高1から競技を始めたきっかけは、中2の時に近所の手稲神社で参加した腕相撲大会。大人4人を撃破し、賞品の米20キロを掲げて帰宅した。「力が強いから」と周囲に勧められ、9年間行った体操から転身。記録が伸びていく喜びを覚え、のめり込んでいった。

 今年の全国高校選抜は、ジャークの3回目に失敗し4位。「今度は表彰台はもちろん、優勝を狙いたい」。課題とするスナッチの精度を上げ、悲願達成を目指す。

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