J2北海道コンサドーレ札幌FW金健熈(キム・ゴンヒ、30)が、契約満了に伴って退団することが7日、分かった。同日、宮の沢で行われた練習への参加が、札幌での最後の活動となった。
金は2022年8月、韓国の軍隊チーム・金泉尚武から完全移籍で当時J1の札幌へ加入。186センチの高さを武器に、1年目は8試合で2得点、23年も20試合で2得点を挙げた。しかし、度重なるけがから昨季は出場9試合にとどまり、無得点。今季も11試合で1得点に終わっていた。
クラブは6月末日で契約が切れることから、5月までの動きを見ながら、再契約するか否か、検討を続けていた。右太もも裏痛など、5月11日のいわき戦を最後に戦列を離れており、総合的に判断して契約延長しないことを決めた。
金自身は日本でのプレーを望んで移籍先を探していたが、年俸もネックとなり、行き先は決まらなかった。関係者によれば母国のクラブと交渉しており、韓国で現役を続ける見込み。「ゴニ」の愛称でファンに親しまれた元韓国代表ストライカーは、故郷で新たな道を踏み出すことになる。