◆米大リーグ カージナルス―ドジャース(7日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が7日(日本時間8日)、大谷翔平投手(30)が「1番・指名打者」でスタメン入りした敵地・カージナルス戦に先発し、6回94球を投げて4安打無失点、9奪三振の好投を見せた。だが、6回終了時点で0―0と援護がなく、勝敗はつかず7勝目はならなかった。

 初回にいきなり迎えたのは、23年WBCでともに戦ったラーズ・ヌートバー外野手(27)との初対決。「1番・左翼」でスタメン入りしたヌートバーを直球2球で追い込むと、カーブはファウルにされたがスプリットで空振り三振を奪った。安打と四球で1死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を打ち取って本塁を踏ませることはなかった。

 2回は2死から連打と死球で満塁のピンチを迎えたがヌートバーを空振り三振。ヌートバーは悔しさをぶつけてヘルメットをたたきつけるほどだった。3、4回は2イニング連続で3者凡退。5回は先頭のパヘスに4球連続ボールで四球を与えると、1死一塁で3打席目の対戦となったヌートバーに左前安打を浴びた。それでもウィンを空振り三振、ドノバンを二ゴロで無失点。5回終了時点で0―0と投手戦が続いた。6回は3者凡退。94球となってマウンドを降りた。ヌートバーとの3打席の対戦は2三振と1安打だった。

 この試合が13試合目の登板。試合前の時点で6勝4敗、防御率2・39だったが、防御率は2・20となった。前回登板の1日(同2日)、本拠地・ヤンキース戦では4回途中7安打4失点と乱調だったとあって、雪辱に燃えるマウンドだった。

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