◆米大リーグ カージナルス2x―1ドジャース(7日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャースがサヨナラ負けを喫して2連敗となった。先発した山本由伸投手(26)は6回4安打無失点、9奪三振も援護がなく7勝目はならず。

「1番・指名打者」でフル出場した大谷翔平投手(30)は4打数1安打だった。

 大谷に快音が響くことはなかった。4打席目までは二ゴロ、四球、中飛、中飛で4打席無安打。1点を追う9回1死で守護神・ヘルズリーの99・7マイル(約160・5キロ)をはじき返した当たりも、決して強い打球ではなかったが、ボールが二塁ベースに当たる幸運で内野安打となり、一時同点となるホームも踏んだ。

 2日(同3日)の本拠地・メッツ戦で左翼にリーグトップ23号ソロを放ってから5試合連続で本塁打なし。4日(同5日)の本拠地・メッツ戦からは4試合連続安打を放っているが、放った6安打はすべて単打だ。本塁打どころか二塁打、三塁打の長打がなく、なかなか打球が理想の角度で上がっていかない。21、23年に月間MVPをとって得意の6月。ここまで7試合で27打数7安打の打率2割5分9厘は不調とまでは言えないが、5月に27戦で15本塁打を放ったことを考えると、1本塁打はどこかさみしい。

 放った安打が6本連続で単打になるのは今季初めて。昨季も5月以降はなかった。決して絶不調ではないが、盗塁も5月20日を最後に成功はなし。

チームは先発投手に離脱者が続出し、打線もなかなかつながらない苦しい状況とあって、大谷のバットにかかる期待も日に日に高まっている。

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