3日に肺炎のため89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの通夜が7日に、告別式が8日に東京・品川の桐ヶ谷斎場「雲」で執り行われた。7日の通夜には、リハビリ中の岡本和真も参列した。

 喪主は次女の三奈さん。葬儀委員長は読売新聞グループ本社代表取締役社長・読売巨人軍取締役オーナーの山口寿一氏が務めた。

 7日の通夜には126人が参列。長嶋一茂氏ら親族27人と、9年連続日本一「V9」時代のチームメート、監督時代の選手、コーチらが参列。現チームからは阿部監督、二岡ヘッド兼打撃チーフコーチ、橋上作戦戦略コーチ、村田総合コーチ、亀井打撃コーチ、古城内野守備コーチ、松本外野守備兼走塁コーチ、杉内投手チーフコーチ、内海投手コーチ、実松バッテリーコーチ、ウィーラー巡回打撃コーチ、丸、岡本が通夜に参列した。

 会場には現役時代のユニホーム、グラブ、バットや、58年のセ・リーグ新人王トロフィー、63年のセ・リーグMVP盾、66年のセ・リーグ首位打者盾、71年の通算2000安打達成記念ボール、73年V9時のセ・リーグ優勝、日本一ペナント、現役時代、監督時代の写真などが展示された。

 天覧試合・阪神戦で村山実からサヨナラホームランを打った時に使用したバット、まな弟子の松井秀喜さんと授与された国民栄誉賞の金のバット、天皇陛下から授与された勲記と文化勲章も飾られた。

 打撃に苦しんでいた時期に長嶋さんに病室に呼ばれて打撃指導を受けたことがある岡本は、「お通夜では長嶋終身名誉監督の功績を改めて知ることができました。現在はリハビリ中ですが、復帰していい報告ができるように毎日を過ごしていこうと思います」とコメントした。

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