米国3冠競走の最終戦となるベルモントステークス・G1(ダート2000メートル=8頭立て)が7日(日本時間8日)にサラトガ競馬場で行われ、ケンタッキーダービー馬でJ・アルバラード騎手騎乗のソヴリンティ(牡3歳、W・モット厩舎、父イントゥミスチーフ)が直線で抜け出し、3馬身差の完勝で2冠を達成した。2着はプリークネスSの勝ち馬でU・リスポリ騎手騎乗のジャーナリズム(牡3歳、M・マッカーシー厩舎、父カーリン)。
今年は昨年に続き、ベルモントパーク競馬場が改修工事中のため、従来のダート2400メートルからダート2000メートルに短縮して実施された。
ソヴリンティはケンタッキーダービーの勝利後、プリークネスSへの出走は見送り、この一戦に照準を定めていた。道中は中団で脚をためると、先に抜け出したジャーナリズムを早々とかわし、あとは後続を放すだけの完勝だった。
今年の米3冠戦線は初戦のケンタッキーダービーに日本のルクソールカフェ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎、父アメリカンファラオ)とアドマイヤデイトナ(牡3歳、美浦・加藤征弘厩舎、父ドレフォン)が参戦したが、ルクソールが12着、アドマイヤが19着と完敗に終わっている。