3日に肺炎のため89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの通夜が7日に、告別式が8日に東京・品川の桐ヶ谷斎場「雲」で執り行われた。7日の通夜では元巨人監督の堀内恒夫氏、巨人前監督でオーナー付き特別顧問の原辰徳氏が弔辞を読み上げ、ともに現役引退セレモニーでの名言「我が巨人軍は永久に不滅です」と引用し、「長嶋茂雄は永久に不滅です」の思いを伝えた。
堀内氏は選手同士、監督と選手、監督とコーチと関係が変わりながらも「私は60年間の野球の中で、長嶋さんのいなかった時期っていうのは全くないに等しいと」と回顧した。そして最後に「『巨人軍は永久に不滅です』と長嶋さんはおっしゃいました。長嶋茂雄という名前も不滅です。ありがとうございました」と感謝を伝えた。
原氏は長嶋監督の下で指導者として学んだこと、2001年9月27日、広島戦後に監督室に呼ばれて「来年から原監督だ。おめでとう」と伝えられたことなどを回想。「常に勝負に厳しく、ファンのことを第一に考えられていた長嶋さん。私をはじめ、今の巨人軍選手にも確実に長嶋さんの志は受け継がれています。長嶋茂雄は永久に不滅です。ミスター、本当にありがとうございました。これからも大好きな巨人軍を温かく見守ってください」と呼びかけた。