◆バスケットボール 女子国際強化試合 日本代表 89-45 台湾代表(8日、愛知・稲沢市豊田合成記念体育館)
バスケットボールの女子日本代表は8日、愛知・豊田合成記念体育館で台湾との強化試合を行い、89―45で勝利した。7日のコーリー・ゲインズ監督初陣に続き、新体制となったチームが連日、快勝とした。
今野紀花(デンソー)、馬瓜ステファニー(サラゴサ)、3年ぶりに代表復帰した33歳の渡嘉敷来夢(アイシン)、初代表で19歳の田中こころ(ENEOS)、宮沢夕貴(富士通)が先発。台湾に先制を許したが、宮沢が3ポイント(P)シュートを決め、流れに乗った。田中のアシストから渡嘉敷が2本のシュートを決めるなど、息の合ったプレーを披露。途中から入った35歳で主将の高田真希(デンソー)がドリブルで駆け上がり、3連続でゴールを奪った。28―11と第1クオーター(Q)から相手を突き放した。
第2Qは前日に4本の3Pシュートを決めた中村ミラー彩藍(さら、ペンシルベニア大1年)がこの日も3Pを成功。星杏璃(ENEOS)も2本の3Pを決めるなど、日本らしいバスケを展開。54―30とリードを広げた。第3Qでは高田が3Pを含め、5点をマーク。指揮官は残り6分10秒に、5人全員を交代させるという大胆な采配も見せた。積極的にシュートを打つも決まらない時間が続いたが、馬瓜が右コーナーから執念の3Pを決めると、野口さくら(アイシン)、オコエ桃仁花(ENEOS)もシュートを成功させた。台湾をわずか8点に抑えるなど好守も見せた。
38点にリードを広げ、第4Qへ。高田がこの日6本目のシュートを決め、館山萌菜(もな、日立ハイテク)も続いた。途中出場の渡嘉敷もすぐさまゴールを奪うなど、さらに相手を圧倒。高田が15得点、渡嘉敷が11得点と30代のベテラン2人が躍動した。