◆男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(8日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71)
3位で出た蝉川泰果(アース製薬)が通算10アンダーで並んだ堀川未来夢(Wave Energy)とのプレーオフを1ホール目でバーディーを奪って制し、1年半ぶりの5勝目を挙げ、史上最年少のメジャー3冠を達成した。
「手が震えた」という2メートル近いバーディーパットを沈めると、天を仰ぎ喜びをかみしめた。
2番パー5でグリーン手前からの第3打がワンバウンドして直接カップに入り、チップインイーグル。6番で伸ばし、9番では約4メートルのバーディーパットを決め、堀川、米沢蓮(パルコホーム)と首位に並んだ。後半は11番で痛恨の初ボギー。第1打を左のホールに曲げながら、パーをセーブした15番パー5を「諦めなくてよかった」と振り返った。16番でバーディーを決めて首位の堀川に1打差に迫ると、18番で5メートル近いバーディーパットをねじ込み、土壇場でトップを捉えた。
蝉川は2022年の日本オープン、23年の日本シリーズJTカップに続き、メジャー3冠を達成。24歳148日での達成は、尾崎将司の27歳248日を塗り替え、史上最年少となった。大記録更新に「めちゃくちゃうれしい」と笑顔になった。
3月に左肋骨3本の疲労骨折と診断された。