◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ヤクルト4―2ソフトバンク(8日・神宮)
ヤクルトがソフトバンクとの接戦を制し、8カードぶりの勝ち越しを決めた。ソフトバンク戦は22年以来3年ぶりの勝ち越しで、交流戦は3勝3敗の勝率5割となった。
上半身コンディション不良から2か月ぶりに1軍復帰した先発の高橋奎二投手(28)が5回3安打無失点5Kの好投で2勝目。最速153キロの直球を軸に23年WBCで同僚だった周東、近藤、山川、牧原大を擁する強力打線を封じた。4回2死一、二塁で野村を内角150キロ直球で見逃し三振に斬るなど要所での球威が抜群だった。
打っては初回にオスナの右前適時打で先制すると、1点リードの5回には伊藤琉偉内野手(22)が自身初の2戦連発となる3号2ランを左翼席へ。プロ初本塁打を放った今月5日の西武戦(ベルーナD)から4戦3発の“交流戦男”が誕生した。
7回には3番手・矢崎が野村に2ランを浴びて1点差に迫られたが、なおも2死二塁で救援した金久保が代打・中村晃を捕邪飛に仕留めた。8回には途中出場の岩田が2死満塁から押し出し四球を選んで貴重な追加点を奪取した。