大阪府・大阪市などが主催する「OSAKA MUSIC EXPO 2025」の「OSAKA MUSIC LOVER ―Everyone Lively―」が8日、大阪市中央区の大阪城ホールで上演され、5日間にわたって開催された“音楽万博”の幕を閉じた。

 最終日のトップバッターはBEGIN。

ボーカルの比嘉栄昇は冒頭、「憂歌団のスケジュールがつかないということで、代わりに務めさせていただきますね」とボケて笑わせた。7月2日に発売する7年ぶりのオリジナルアルバム「太陽」から、短期バイトで島を訪れた大阪の女性を歌った「ほなバイバイ~大阪マドロス女~」を披露した。

 歌の合間には、客席から「栄昇さ~ん」と呼びかけた女性ファンを「うるさいっ!」と一喝。かつてのダウンタウンをほうふつさせる客イジリは笑いにはつながらず、微妙な空気になった。比嘉が「『うるさいっ!』(とリアクションすれば大阪のファンは喜ぶ)というのは憂歌団の木村(充揮)さんに教えてもらったのに」とボヤくと、今度こそ大きな笑いの輪が広がった。

 02年のヒット曲「島人ぬ宝」では観衆とシンガロング。比嘉が先に歌詞を早口で伝え、一緒に歌うという趣向だったが、途中で面倒くさくなって曲を止め、サポートメンバーに役割を“譲渡”。自由な空気感で大阪のファンを爆笑させていた。

 出演したアーティストは、KAZ(GENERATIONS/数原龍友)、コブクロ、柴咲コウ、スガシカオ、BEGIN、flumpool、miwa(五十音順)。

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