第66回宝塚記念・G1は、6月15日、阪神競馬場の芝2200メートルで行われる。
大阪杯を連覇したベラジオオペラ(牡5歳、栗東・上村洋行厩舎、父ロードカナロア)は昨年、京都で行われた宝塚記念で3着。
レガレイラ(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎、父スワーヴリチャード)は昨年の有馬記念で牡馬を倒して、23年のホープフルS以来の勝利を挙げた。今回は骨折明けになるが、美浦のWコースで順調に調教を積んでいる。グランプリホースの底力は侮れない。
昨年の菊花賞馬アーバンシック(牡4歳、美浦・武井亮厩舎、父スワーヴリチャード)は天皇賞・春には向かわず、ここ1本に絞った調整をしてきた。菊花賞の2着馬が天皇賞・春を制したことを考えると、この馬にもチャンスは十分にあると言える。
ドゥレッツァ(牡5歳、美浦・尾関知人厩舎、父ドゥラメンテ)はドバイ・シーマクラシック(3着)からの帰国初戦。昨年のジャパンCではドウデュースから首差の同着2着で、自在性もありこのコースは合いそうだ。
ドバイ・ターフで逃げて5着のメイショウタバル(牡4歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)は、武豊騎手が乗ったその前走では抑えが利いて0秒4差に粘った。ここは展開的にも有利で、レジェンドの継続騎乗なら怖い。
昨年のブリーダーズCターフで2着したローシャムパーク(牡6歳、美浦・田中博康厩舎、父ハービンジャー)は栗東トレセンに滞在して意欲的な調整を行っている。1週前追い切りも破格の好時計で、池添騎手の感触もいいだけに穴ならこの馬か。
そのほかも魅力がある馬が多くエントリーしている今年の宝塚記念。馬券的にも面白いレースになりそうだ。