8日の東京5R・2歳新馬(芝1800メートル)は、単勝1・2倍と断然の支持を集めたダノンヒストリー(牡、エピファネイア産駒)が逃げ切った。勝ちタイム1分46秒8は、1日の日本ダービーを制したクロワデュノールが昨年6月に記録した、同舞台の2歳新馬戦最速タイムと0秒1差の好時計。
五分のスタートを決めるとグイグイ加速し先頭へ。やや行きたがるそぶりを見せながらも、最後まで脚を伸ばして外を追い上げたアウダーシアに2馬身半差をつけた。レーンは「すぐスピードに乗って前で競馬ができた。まだ新馬なのでメンタルの部分で覚えるところはあるが、フィジカルはいい。ポテンシャルはあります」と評価した。
半兄に22年共同通信杯を勝ったダノンベルーガ、半姉に昨年の秋華賞2着馬ボンドガールを持つ。24年セレクトセール1歳セッションで3億9000万円の高値がついた良血が、評判通りの走りで大舞台への第一歩を踏み出した。(角田 晨)