◆米大リーグ カージナルス―ドジャース(8日、米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が8日(日本時間9日)、敵地・カージナルス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、4打数1安打で5試合連続の安打をマークした。先発した37歳左腕のカーショーは今季5試合目の登板で5回1失点、7奪三振の好投で初勝利をつかみ、通算213勝となった。

 カーショーは1、2回は2死から走者を出したがともに三振で3つ目のアウトを奪った。3回はこの試合初めての3者凡退。4回2死二塁ではアレナドを三ゴロに打ち取り、5回は先頭からの連打で無死一、二塁のピンチを背負ったが、2死一、二塁でウィンに許した左翼線への適時二塁打のみの1失点でしのいだ。

 今季はこれまで4戦合計で8奪三振だったが、この試合だけで7奪三振。通算2983奪三振となってグリンキー(ロイヤルズなど)の2979Kを越えて、史上20人目となる通算3000奪三振へも残り17とカウントダウンも始まった。

 カーショーは「毎回いい結果ではないけど、少しずつ前進していると思う。改善すべきことはまだあるけど、制球がよくなった。それが1番大きいと思う」とうなずき、通算3000Kについては「フレディ(フリーマン)はいつも言ってくる」と笑い飛ばした。ロバーツ監督も「ファンタスティックだった。制球がよくなった」とたたえていた。

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