◆米女子プロゴルフツアー ショップライト・クラシック 最終日(8日、米ニュージャージー州シービュー・ベイC=6263ヤード、パー71)

 1打差2位から出た西郷真央(島津製作所)は4バーディー、4ボギーの71と伸ばせず、通算10アンダーの5位だった。4位だった前週の全米女子オープンに続く、今季4度目のトップ5入り。

 雨と風のタフなコンディションでのプレーを終えた西郷は中継局WOWOWのインタビューに応じ「ずっと湿った一日のラウンドになり、風も強いなかで、ティーショットがよくなかったことで簡単にチャンスメークできなかったし、パーを拾うゴルフになっていた。チャンスについたときにポアナの芝の影響でなかなかバーディーも来なかったので、今日はすごく難しい一日だった」と振り返った。

 1番でピン手前3メートルを沈めてバーディーで出たが、4番で右手前からのアプローチがグリーンに乗らずボギー。我慢の展開が続くなか、15番パー3でグリーン左からチップインバーディーを決め「本当にラッキーだった」。「すごくいいストロークをしたなかでバーディーを取れなかったホールがあった。ショートパットをしっかり決めきるとか、ああいうバーディーパットが決まってくると、もっと優勝に近づけるスコアを出せると思う。次の試合に向けて頑張れたら」と話した。

 ドライバーのスピン量を昨年より増やした影響で、向かい風での飛距離が落ちたことを課題の一つに挙げた。「本来もっと短い番手で打てるホールがすごく長くなっていた。そこから自分のスイングリズムだったりが、ちょっとずつ崩れていったのかなというのもあった。今後の課題として、もう少し自分が気持ちよく振れるセッティングを見つけていきたい」。

 次週のマイヤー・クラシック(12~15日、ミシガン州)は出場せず、19日開幕の全米女子プロ選手権(テキサス州)に向かう。

「雨の影響でスピードが重くなった分、昨日までは外さなかった1メートルの距離を何回も外してしまったが、自分のフィーリングとしてはほとんどミスパットではない。迷わずに、今日入らなかったパッティングだったりをしっかりリセットして、メジャーに向けてまた頑張りたい。今週感じたドライバーのスペックだとか、ちょっとずつ修正して、いい状態で臨めるようにしたい」。4月のシェブロン選手権に続くメジャー2勝目を狙う。

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