俳優の横浜流星が主演するNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・午後8時)の第22話が8日に放送され、世帯平均視聴率が9・4%を記録したことが9日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
初回は12・6%でスタートした今作。
大河ドラマ64作目となる同作は日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年)や大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手がけた森下佳子氏が脚本を担当。NHKドラマ初出演の横浜が主人公を演じる。語りは蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として出演の綾瀬はるかが担当する。
第22話は「小生、酒上不埒(さけのうえのふらち)にて」。宴会で激怒した春町(岡山天音)は蔦重(横浜流星)からの仕事の依頼を拒んでいた。一方、誰袖(福原遥)は、意知(宮沢氷魚)に蝦夷地の件を探る代わりに身請けを迫るが…という展開だった。
放送後に更新された公式インスタグラムでは、「『蔦重との本作りは苦界に差す一筋の光だった』とかたせ梨乃さん。春町が二文字屋を訪れたシーンでクランクアップを迎えました」と二文字屋の女将・きくを演じた女優・かたせ梨乃の撮影が終了したことを報告。
「以前、映画『吉原炎上』で演じた思い出深い役名を今回いただいてうれしかったです」とのかたせのコメントも紹介され、フォロワーは「かつての役名だったのですね!粋です」「きくさん今日でお別れでしたか」「今日の放送で笑ってるお姿を見て素敵だなって思ってたので寂しいです」「そっか、蔦重が日本橋に進出するってことは、曲輪の中の吉原の人々とお別れなんですね…めちゃくちゃ寂しいっす!!」などの声が上がっていた。