◆プロボクシング ▽東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーライト級(63・5キロ以下)統一戦12回戦 統一王者・永田大士―キム・ジュヨン(10日、東京・後楽園ホール)
東洋太平洋&WBOアジアパシフィック(P)・スーパーライト級統一王者の永田大士(35)=三迫=が9日、都内での前日計量に臨み、63・4キロで一発クリア。挑戦者のWBOアジアP同級11位、東洋太平洋同級14位キム・ジュヨン(35)=韓国=も63・2キロでパスした。
戦績は永田が21勝(7KO)3敗2分け、キムが19勝(11KO)2敗3分け。
計量後、取材に応じた永田は「絶好調です」と気合十分。この日は髪の毛を丸刈りにして登場したが「特別な意味はない。ただスッキリしたくて」と笑った。
対戦相手のキムは韓国のミドル級(72・5キロ以下)王座、IBFアジア・ウエルター級(66・6キロ以下)王座などキャリアを重ね、現在13連勝中。永田は「今までで一番強い相手と思って調整してきた。加藤健太チーフトレーナーと作り上げてきたものを見せたい」と話し、「しっかりと、バチバチの打ち合いの中、永田大士の強さを示したい。圧倒的に勝ちます」と意欲を見せた。
一方のキムは「明日は面白い試合にしたい。チャンスがあればKO勝ちもしたいが、まずは(採点で)1点も負けずに最後までいきたい」と王座奪取へ力を込めた。