大相撲の元横綱・照ノ富士の伊勢ケ浜親方が元横綱・旭富士の宮城野親方と9日、東京・墨田区の部屋で継承の会見を行った。日本相撲協会は2日に、元横綱・白鵬の先代・宮城野親方が6月9日付で退職することを文書で明らかにしていた。

協会の報告では「退職の意向もあってか、(先代の)伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)からは『(先代)宮城野(元横綱・白鵬)は、弟子の指導に身が入っていないようだ』とも聞いていたので、早期の再開の話は出せなかった」と記された。

 この日の会見で「身が入っていないのはいつなのか」と問われると、現宮城野親方は熱を帯びた。「本人が辞める意思を持っている中でそうなる(身が入らなくなる)のは自然のこと。言葉には前後がある。そこだけ抜粋して言われるとおかしくなってしまう」と指摘。「変な誤解を受けている」と首をかしげた。

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