サッカー日本代表は9日、26年W杯アジア最終予選・インドネシア戦(10日・パナスタ)に向けて会場で前日調整した。DF高井幸大(川崎)が練習後、取材に応じDFリーダーとしての自覚をにじませた。
高井は「ディフェンダーとして無失点で終えることはまずひとつの大きなタスク。アピールだと思っていますし、その覚悟をもって明日はやりたい。攻守においてアグレッシブなプレーをしたい」と意気込みを語った。
日本代表は、5日のアウェー・オーストラリア戦(パース、0●1)で試合終了間際にDFラインを崩されて失点し、最終予選初黒星を喫した。3月25日のサウジアラビア戦(埼玉、0△0)から2試合連続で無得点試合となっており、最終ラインからのつなぎ役も期待される高井は「どっちかというと攻撃のところで今は苦戦しているとチームで思っている。そこの共通理解のところ。持ち運びもそうだし、数的優位をつくるところであったり」と意識を高めた。
また、町田、渡辺とDF陣に離脱者が相次いでいる状況にも触れ「練習から(今いるメンバーで)コミュニケーションを取れている。いい連携はできる」と責任感をにじませる。所属の川崎だけでなく、代表でも後方のリーダー役として期待される20歳は「もっとやれると思うし、自分に期待したい」と力を込めた。