日本代表は9日、アジア最終予選のインドネシア戦(10日・吹田S)に向けた前日練習を行い、MF久保建英が背番号10への思いを明かした。今回はこれまで10番を背負ってきたMF堂安律が選外のため、久保が背負うことに。

これまで20番を背負ってきたが、かつては10番に対する希望も口にしていた久保は「僕はサッカーうまい人が好きなので。今も昔も変わらないですけど、それこそメッシ選手だったり、ロナウジーニョ選手、ジダン選手、上手い人はみんな10番つけてるんで。一番サッカーが上手い、みたいなイメージが勝手に僕の中であった。ミニゲームとかでも、10番のビブスをつけるだけで、子供たちも気分が上がったりするぐらいですし、一番上手い選手がつける番号なんじゃないかなと思います」と話した。

 サッカーにおける10番はエース番号と言われるが、チームの中心としての象徴的番号でもある。「色んなタイプがいると思いますし、ジダン選手、彼なんかはすごく寡黙なイメージがあります。メッシ選手も意外としゃべらなかったりしますし、誰しもが陽気というわけではないと思いますけど、反対に陽気な10番、ネイマール選手みたいなすごい陽気な人もいるので。でも彼らは自分のやっぱり何番と聞かれたら、10番というのはみんな共通で持っていると思うので、やっぱりチームの中心というイメージはあります」と久保。過去に10番をつけた記憶は年代別代表でもなく、バルセロナでの下部組織時代にまでさかのぼるという。

 10番について周囲の反響もあった模様。「背番号でプレーするわけではないですけど、嬉しかったという本音もこぼれつつ、あとはどうなるかという感じですね。僕も買いたいくらい」と話した久保。

エースナンバーを背に、ピッチで結果を残せるか注目が集まる。

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