◆米大リーグ パドレス―ドジャース(9日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日午前10時40分開始予定)、敵地・パドレス戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。7試合ぶりの本塁打となる24号、6試合連続安打に期待がかかる。

ブルペン待機するパドレス・松井裕樹投手(29)との日本人対決があるかも注目だ。

 大谷は2日(同3日)の本拠地・メッツ戦で右翼に23号ソロを放ってから6試合連続で本塁打なし。4月28~30日の本拠地・マーリンズ3連戦から11カード連続で本塁打を放っていたが、6~8日(同7~9日)の敵地・カージナルス3連戦では不発だった。一方で、安打は5試合連続で出ており、前日8日(同9日)には6試合ぶりの長打となる左中間への二塁打も放った。

 パドレスの先発はニック・ピベッタ投手(32)。22、23年にはレッドソックスで10勝を挙げた右腕だ。今季はここまで12試合に登板して6勝2敗、防御率3・16。大谷はこれまで12打数4安打の打率3割3分3厘で、21、22年に1本ずつ本塁打も放っている。21年はレッドソックスの本拠地・ボストンのフェンウェイパーク名物左翼のフェンス「グリーンモンスター」越え弾を放ち、22年には先発登板した試合で逆転弾と印象に残るアーチを放った。

 ドジャースは前日8日(同9日)の敵地・カージナルス戦では、37歳左腕のカーショーが5回1失点で今季初勝利となる通算213勝目を挙げ、打線も7点を奪って連敗を「2」で止めた。この日からは敵地でパドレス3連戦、13日(同14日)からは本拠地でジャイアンツ3連戦、パドレス4連戦と10試合連続で同地区対決となる。ドジャースは39勝27敗でナ・リーグ西地区首位に立っているが、パドレス(37勝27敗)、ジャイアンツ(38勝28敗)とはともに1ゲーム差。

この日ドジャースが敗れると、ゲーム差なしながら、勝率の差でパドレスに首位を明け渡すことになる首位攻防戦だ。

 大谷はここまでチーム66試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した2試合を除く64試合に出場。リーグトップの23本塁打を放っている。レギュラーシーズン162試合に換算すると、56・5発ペース。前日終了時点で75安打(リーグ4位タイ)、打率2割9分3厘(同8位)、39打点(同16位タイ)、OPS1・021(同1位)、66得点(同1位)なども好成績を残してる。

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