◆米大リーグ パドレス―ドジャース(9日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 パドレス・松井裕樹投手(29)が9日(日本時間10日)、本拠地・ドジャース戦で6―5と1点リードの5回先頭から2番手で救援登板し、1回20球を投げて2安打1失点だった。

 4回終了時点で両軍計13安打、11得点と打ち合いになった中でマウンドに立った松井。

先頭のマンシーはフルカウントから高めの直球をはじき返され、二遊間を抜ける右前安打を許した。続くパヘスは外角低めのスプリットで右飛。1死一塁でエドマンは3球で追い込むと、低めのスプリットで空振り三振を奪った。2死二塁で金慧成(キム・ヘソン)に右翼線へ適時二塁打を浴びて追いつかれた。それでも大谷翔平投手(30)との今季初対決は一ゴロに抑えて勝ち越しは許さなかった。

 前日8日(同9日)の敵地・ブルワーズ戦で両軍無得点の6回1死一、二塁から2番手で登板。18年MVPのイエリチから見逃し三振を奪うと、続くコントレラスに四球を与えて満塁となったが、フリリックから空振り三振を奪って無失点で切り抜けた。すると直後の7回表先頭のマチャドが先制で決勝打となる10号ソロを放ち、松井に今季2勝目がついた。6月は3登板で無失点、2勝と運も味方している。

 メジャー2年目の今季はこの試合が28試合目の登板。2勝1敗、2ホールド、防御率3・38となった。大谷とは昨季5打数3安打、1三振で、今季初対決だった。

編集部おすすめ