◆米大リーグ パドレス―ドジャース(9日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、敵地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、同点の8回2死走者なしの5打席目は昨季3打数2安打だった5番手左腕のモレホンと対戦し、ぼてぼての投ゴロに倒れたかと思われたが、モレホンが一塁へ悪送球(記録は失策)し、二塁まで進んだ。
パドレスの先発はニック・ピベッタ投手(32)。
初回は両軍とも2点ずつを奪い迎えた2回2死走者なしの2打席目もブーイングの中、見逃し三振。1点を追う4回先頭の3打席目はフルカウントから四球を選んで出塁した。松井裕樹投手(29)との今季初対決になった同点の5回2死二塁の4打席目は一ゴロに倒れた。
試合は序盤から点の取り合いとなった。1回表にフリーマンの適時二塁打などで2点を先取したが、直後に先発のメイが先頭のタティスからアラエス、マチャドと3連打を浴びるなどして同点。2回にスミスの二塁への悪送球で勝ち越しを許したが、3回にはスミスのミスを取り返す6号2ランなどで逆転した。それでもメイはリードを守れず。2点リードの3回2死満塁でウェードに右中間への走者一掃3点適時三塁打を浴びた。
2日(同3日)の本拠地・メッツ戦で右翼に23号ソロを放ってから6試合連続で本塁打が出ていない大谷。4月28~30日の本拠地・マーリンズ3連戦から11カード連続で本塁打を放っていたが、6~8日(同7~9日)の敵地・カージナルス3連戦では不発だった。一方で、この日の1打席目二塁打を放って2戦連続長打で、6試合連続安打となった。
ドジャースは、この日からは敵地でパドレス3連戦、13日(同14日)からは本拠地でジャイアンツ3連戦、パドレス4連戦と10試合連続で同地区対決となる。ドジャースは前日終了時点で39勝27敗でナ・リーグ西地区首位に立っているが、パドレス(37勝27敗)、ジャイアンツ(38勝28敗)とはともに1ゲーム差。この日ドジャースが敗れると、ゲーム差なしながら、勝率の差でパドレスに首位を明け渡すことになる首位攻防戦だ。
この日の試合前にはキャッチボールで調整。あす10日(同11日)の敵地・パドレス戦前には23年9月の右肘手術後3度目となるライブBP(実戦形式の練習)登板が予定されている。