◆米大リーグ パドレス―ドジャース(9日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、敵地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2点をリードした延長10回1死一塁の6打席目は左腕・ペラルタと対戦し、バットを折られて遊ゴロに倒れた。ドジャースは延長10回にパヘス、エドマンの連続適時打で勝ち越した。

 パドレスの先発はニック・ピベッタ投手(32)。大谷は昨季まで12打数4安打の打率3割3分3厘で、21、22年に1本ずつ本塁打も放っていた。プレーボール直後の初回先頭の1打席目は大ブーイングの中打席に入り、フルカウントから右中間への二塁打を放って6試合連続安打。打球速度111・2マイル(約179・0キロ)という鋭い当たりだった。1死二塁でフリーマンの右翼線への適時二塁打で先取点となるホームを踏んだ。

 初回は両軍とも2点ずつを奪い迎えた2回2死走者なしの2打席目は見逃し三振。1点を追う4回先頭の3打席目はフルカウントから四球を選んで出塁した。松井裕樹投手(29)との今季初対決になった同点の5回2死二塁の4打席目は一ゴロに倒れた。同点の8回2死走者なしの5打席目は、打球速度64・4マイル(約103・6キロ)というボテボテの投手へのゴロに倒れたかと思われたが、投手のモレホンが一塁へ悪送球(記録は失策)。一気に二塁まで進んだが、得点にはつながらなかった。

 試合は序盤から点の取り合いとなった。1回表にフリーマンの適時二塁打などで2点を先取したが、直後に先発のメイが先頭のタティスからアラエス、マチャドと3連打を浴びるなどして同点。

2回にスミスの二塁への悪送球で勝ち越しを許したが、3回にはスミスのミスを取り返す6号2ランなどで逆転した。それでもメイはリードを守れず。2点リードの3回2死満塁でウェードに右中間への走者一掃3点適時三塁打を浴びた。5回には金慧成(キム・ヘソン)が松井から適時二塁打を放って同点。6、7回は両軍ともに3者凡退で試合が落ち着いた。

 ドジャースは、この日からは敵地でパドレス3連戦、13日(同14日)からは本拠地でジャイアンツ3連戦、パドレス4連戦と10試合連続で同地区対決となる。

 この日の試合前にはキャッチボールで調整。あす10日(同11日)の敵地・パドレス戦前には23年9月の右肘手術後3度目となるライブBP(実戦形式の練習)登板が予定されている。

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