◆米大リーグ パドレス7―8ドジャース=延長10回=(9日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ナ・リーグ西地区首位対決でパドレスが延長戦の末に本拠でドジャースに敗れ、首位浮上のチャンスを逃した。前日まで1ゲーム差で、勝てば勝率で上回るところだった。

 今季6勝の先発ピベッタは、初回から大谷とフリーマンの二塁打と犠飛で2点を奪われたが、その裏にすぐさま反撃。タティス、アラエスの連打からマチャドが適時二塁打。無死二、三塁からメリルが中犠で同点に追いついた。

 2回には2死一、三塁でタティスの二盗での捕手悪送球で勝ち越しに成功。3回には3点を奪われて逆転されたが、その裏に2死満塁でウェードが左中間を破る走者一掃の適時三塁打で再逆転した。

 6―5の5回には松井裕樹が2番手で登板した。先頭のマンシーに中前打を打たれたが、パヘスを右飛、エドマンを空振り三振として2死とした。三振の間に二進を許して、金慧成(キム・ヘソン)と対戦。内角へのスライダーを右翼線に運ばれる二塁打を許し、6―6の同点に追いつかれた。続く大谷との対決は一ゴロに打ち取った。

 タイブレーク方式の延長10回、7番手ペラルタがパヘスに二塁打、エドマンに右前へ連続適時打を許して2失点。その裏の反撃も届かなかった。

 「もちろん期待感があるのは分かっているが、正直言って私はそのことを考えていなかった。スケジュールに載っている相手と我々は対戦するのであり、今日は彼らとの試合が組まれている。ただそれだけだ」と話していたシルト監督。昨秋の地区シリーズの続きのような盛り上がりを見せたが、接戦を落とし、首位浮上を逃した。

編集部おすすめ