◆2026年北中米W杯アジア最終予選▽第10戦 日本6―0インドネシア(10日・市立吹田サッカースタジアム)
サッカー日本代表がアジア最終予選の最終戦を6発快勝で締めた。MF佐藤龍之介は18歳237日で国際Aマッチデビュー。
5日のオーストラリア戦ではベンチ外だったため、初めてピッチレベルで迎えたA代表の試合。「夢の舞台ですし、小さい頃から目標にしてきた場所に自分が立っているということを国歌を聞いて再認識した。感情がこみ上げてきました」と気持ちが高ぶった。
前半から3点を奪って試合を優位に進めたチームを見て「点が入ると同時にチャンスはあるなと感じていた」と準備を進めると、後半24分にMF久保建英に代わって出場。J発足後、MF香川真司が持っていたW杯アジア最終予選最年少出場記録(19歳212日)を更新し「入る前は緊張していたんですが、入ってからは緊張はなくて自然と笑顔が出るような感じでした」と強心臓ぶりを発揮。右ウイングバックの位置から何度も仕掛け、CKのキッカーも務めた。
7月には「E―1選手権」も行われるなど、本大会までの期間はまだ1年ある。メンバー入りに向けては「もっともっと成長しないといけないと感じられたのが一番大きい。年齢関係なく考えた時にまだまだ足りないところが多い」と今回の活動で実感。伸びしろたっぷりな18歳は「久保選手、鎌田選手だったり攻撃陣の選手がクオリティーを今日も出していましたし、欧州で第一線で活躍している。いい基準になりました」と課題を岡山に持ち帰り、さらなる成長を遂げる。