◆日本生命セ・パ交流戦 2025 オリックス2―0DeNA(10日・京セラドーム大阪)

 オリックスが今季5度目の完封勝ちを収め、連敗を3で止めた。先発・九里が8回4安打無失点、9奪三振の好投で今季5勝目。

打線は5回、5番・杉本が左越えに決勝の7号ソロを放った。

 岸田監督は「今日、週頭で切り替えて、みんな(試合に)入ってくれた。本当に勝ててよかった」と、4戦ぶりの白星をかみ締めた。5回12安打4失点を喫した、3日の広島戦(京セラドーム大阪)から見事な修正を見せた九里については「(前回は)もしかしたら(古巣への)遠慮もあったかも」と笑顔でチクリ。そのうえで「いつも通り力のこもった投球を見せてくれた」と称賛した。

 また、この日は右手首の打撲で離脱中の太田が、試合前のライブBPに参加。4打席に立ち、いずれも右方向に3本の安打性の当たりを飛ばした。指揮官は「なんか大丈夫そうにみえますけどね、全然。バットもかなり振れていたし、ちょっと安心した」と安どの表情。そのうえで「何試合かは出る予定」と、ウエスタン・リーグの試合に出場させる方針を示した。

 一方、9日に左手第4指中節骨基部はく離骨折と診断されたドラフト1位・麦谷については「そんなにボキッと折れているわけではない。痛みがなければ(プレー)できるようなレベルだったとは思う」と説明。

それでも「やっぱり次に何かあった時、ちょっと危ないので」と、大事を取って出場選手登録を抹消したことを明かした。

編集部おすすめ