◆天皇杯 ▽2回戦 町田2―1京産大(11日・Gスタ)

 町田はホームで京産大と対戦し、2―1で勝利し、3回戦に進出した。

 町田はDF奈良坂巧が今季の公式戦で初先発。

先発は今季出場機会が限られる選手らが名を連ねたが、FW相馬勇紀やFW西村拓真らの主力級がベンチ入りした。

 町田は昨年、筑波大にPK戦の末に敗北。そんな苦い記憶から約1年のこの日も大学生相手に苦戦を強いられた。前半は京産大にチャンスを作られる場面が何度かあった。前半3分にはFW妹尾颯斗(広島ユース)の右クロスからピンチになるが、MF長谷川裟恭(京都橘)のシュートは外れて事なきを得た。前半30分にはFW藤尾翔太がゴールネットを揺らしたが、オフサイド判定で認められなかった。そのままスコアは動かず、前半を終了した。

 すると後半13分、京産大に先制点を許してしまう。右サイドのクロスからの折り返しを相手のMF長谷川が左足でシュート。GK守田達弥は手に当てるも、ボールはネットの中へ転がってしまった。

 同16分からはFW相馬勇紀とFW西村拓真を投入。日本代表級の主力2人を投入し、得点を奪いに行った。

そのまま時間が流れていき、2年連続のジャイアントキリングの予感も漂う中、後半41分に左サイドの相馬のクロスから藤尾が頭で合わせてゴールの中へ。終盤に意地を見せ、試合を振り出しに戻した。

 さらに後半アディショナルタイムに町田はPKを獲得した。キッカーは相馬。緊張感が球場中に流れる中、冷静にゴール左に決めた。そのまま試合は終了。大逆転勝利で昨年の悔しさを晴らした。

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