◆天皇杯2回戦 鹿島4―0群馬(11日・カシマ)
鹿島は天皇杯初陣となる2回戦で、J3の群馬を4―0で下し、3回戦進出を決めた。
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危なげない試合運びで、鹿島が快勝発進を決めた。
フィールドプレーヤーが足りず、GK2人がベンチ入りする厳しい陣容となったが、序盤から守備の時間帯でも主導権を握る展開となった。
前半36分に相手のオウンゴールで先制点を奪うと、後半からレオセアラに代わってピッチに入った鈴木優磨が躍動。5分、松村優太のクロスを高い打点で合わせて追加点。その5分後、今度は樋口雄太の右CKを頭でとらえ、ダメ押し点を決めた。後半40分にはハットトリック達成となる3点目を決めた。
代表ウィークにより試合間隔が空いていることもあり、中2日で行われるJ1第20節広島戦を見据え、チャヴリッチや舩橋佑も後半途中から出場。小池龍太の左サイドバック起用も見られた。
また、ゴールこそオウンゴールと鈴木優磨の3発だったが、リーグ戦でなかなか数字が残せていなかった松村、樋口にアシストがついたことも大きな収穫。勝ち上がりと同時に、内容面でも今後につながる勝利を手にした。