◆天皇杯2回戦 横浜FM―ラインメール青森(11日・ニッパツ)

 J1横浜FMが、青森県代表でJFLで現在首位のラインメール青森に0―2で敗戦した。

 立ち上から横浜FMが攻勢を見せたが、天野のシュートを青森のGK広末に防がれ、前半30分にはCKを合わせたウォルシュのヘディングシュートがポストに阻まれ、この直後にもDF山村がヘッドを放つもGKに防がれる。

 すると前半35分。DFウォルシュがエリア内で相手を倒してPKを献上。キッカーを務めた青森のGK広末陸が冷静にゴール右に決めて先制点を奪った。

 直後にはエウベルがGKと1対1となるが、ここでもGK広末が立ちはだかり、連続シュートをストップ。チャンスを逃すと、前半アディショナルタイム1分にはGK広末のロングフィードを起点に右サイドからのクロスをFWルイス・フェルナンドが合わせて追加点を奪った。

 後半もゴール前に攻め込んだが、JFLで11試合3失点の堅守のラインメール守備陣を崩すことが出来ず、このまま試合終了。前回大会は4強入りしたが、リーグ戦で最下位と低迷する中、天皇杯でも屈辱の敗戦を喫した。

 ゴール裏のサポーターからは大ブーイングに怒号も浴びる結果となり、キスノーボ監督は「本当に悔しい結果になりました。チャンスをものにしなければ、やはりああいう風な形で相手にやられてしまう。失点の場面に関しては、我々が相手に与えているようなものですし、もちろん2―0になれば、相手は堅い守備を敷く。しっかりいい姿勢で入っていかなければ、相手がどこのリーグでプレーしていようが関係ない。自分たちがチャンスを決めきれなければ、(足を)すくわれてしまう」と厳しい表情を浮かべた。

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