◆天皇杯2回戦 横浜FM0―2ラインメール青森(11日・ニッパツ)

 青森県代表でJFLで現在首位のラインメール青森が横浜FMと対戦し、2―0で大金星を手にした。

 立ち上がりのピンチの連続をGK広末陸を中心にしのぐと、0―0で迎えた前半35分にPKを獲得。

キッカーを務めた青森のGK広末は、横浜FMのGK朴が飛んだ逆のゴール右に冷静に決めて先制点を奪った。これで21年から5年連続で公式戦でゴールをマークし「先に動いたのが見えたので。リーグ戦でも自分が外して勝ちきれなかった試合もあるので、非常に大事なところだなと思っていた。GKが一番相手GKの気持ちが分かるので優位に立てる」と胸を張った。

 さらに前半アディショナルタイム1分にはGK広末のロングフィードを起点に右サイドからのクロスをFWルイス・フェルナンドが合わせて追加点を奪った。

 後半も攻勢を許したが、広末を中心としたJFLで11試合3失点の守備陣が粘り強く守り抜き、2―0で勝利した。

 勝利の立役者となったGK広末は「ほっとしました。年間通して上のカテゴリーのチームと試合が出来るのは天皇杯しかないので、もっともっと上のレベルでサッカーしたいなと思いました。ゼロに抑えられたのは自信になる」と、納得の表情を浮かべた。

 3回戦ではJ2秋田と対戦する。

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