◆第105回 天皇杯▽2回戦 東洋大2―0柏(11日・三協F柏)
26試合が各地で行われ、初出場の東洋大(アマチュアシード)が、J1で4位の柏に延長戦の末、2―0で勝利するジャイアント・キリングを果たした。延長後半2分、来季から柏に加入内定のDF山之内佑成(4年)が先制し、終了間際にもFW依田悠希(3年)が加点した。
終了の笛が鳴ると、東洋大イレブンの歓喜の叫びが柏のホームスタジアムに響いた。初出場の昨年度インカレ王者が、J1で4位と好調の柏を破る大金星。値千金の先制弾を決めたDF山之内主将は「最高です」と声を弾ませた。
0―0で迎えた延長後半2分。均衡を破ったのが山之内だ。左足で放った鋭いミドルシュートが、ゴール左に突き刺さった。「絶対チャンスが来ると思っていた。自分が点を決めて、勝利に導けてうれしい」。来季加入が決まっているクラブを敗退に追い込む形となったが、試合後は柏サポーターから声援を受け「レイソルの力になれるように成長したい」と誓った。
負傷のため長期離脱しており、約2週間前に5か月ぶりに復帰したばかりだったが、主将として勝利に貢献した。