◆サッカー◇天皇杯2回戦 相模原2-1磐田(11日・ヤマハ)

 2回戦が行われ、J2ジュビロ磐田はJ3相模原に1―2で敗れた。後半アディショナルタイム(AT)4分に決勝点を奪われた。

  延長戦に突入かと思われた後半アディショナルタイム、磐田はゴールを割られた。左サイドのロングスローから失点。J3の下位チーム相手に喫した、まさかの逆転負けにイレブンは肩を落とした。

 ルヴァン杯ではG大阪や湘南と対戦。J1勢とぶつかった経験がチームの成長と自信につながっていた。左足を負傷し、この日が1か月ぶりの公式戦出場だったFW渡辺りょう(28)が「勝てばまたJ1のチームとやれる」と話していたように、選手は気合が入っていた。

 若い力も光った。先月31日の大宮戦から続く5連戦の4戦目で、ユース勢が3人先発したが、前半はMF石塚蓮歩(17)が右サイドから惜しいシュートを放つなど、チャンスをつくった。そして同23分にMF川崎一輝(27)が抜け出して先制点を奪った。

 しかし後半16分にPKで追いつかれると、勢いづいた相模原に主導権を握られた。J3宮崎に1―2で逆転負けした昨年に続いての初戦敗退。ジョン・ハッチンソン監督(45)は「ユースの選手はよくやってくれたが、3人を代えてから試合が崩れた。

交代選手がハードワークできなかった」と厳しい表情だった。(里見 祐司)

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