俳優の高橋里央が11日、東京・池袋シネマ・ロサで初主演映画「結婚の報告」(阪本武仁監督)の舞台あいさつに共演の岡本智礼、市原朋彦、今村美乃らと出席した。

 真面目で奥手の青年・敦也(高橋)が、親友(岡本)の50歳の母親と結婚することになったことを言い出せないうちに、意外な人間関係や秘めた感情があらわになっていくコメディー。

 大ヒット映画「カメラを止めるな!」「侍タイムスリッパー」などを輩出した“インディーズ映画の聖地”として知られる同所での上映。当初は5月31日から2週間限定の予定だったが、好評を受けて延長が決定。満席の会場から大きな拍手が起き、高橋は「僕たちはチラシ配りを頑張り、お客様のお出迎えをしているんですけども、口コミを見て来てくださる方も多く、本当に力をもらっています」と感謝した。

 さらに、この日は阪本監督が「フィンランドでの劇場公開が決まりました」と“海外進出”をサプライズ報告報告。高橋も「シネマ・ロサからフィンランドへってすごいですよね」と声を弾ませた。

 高橋にとって本作が初主演映画となり「決まった時は喜びと驚きでいっぱいでした。これまで自分なりに取り組んできた芝居の勉強やレッスンの成果を、すべて出し切れた」と手応えを告白。本作のテーマでもある“年の差婚”については「僕自身は問題を感じませんが、親友の母との結婚には少し考えてしまうかも(笑)。この作品が全世界に届くようになったら、自分自身の結婚の報告をしたいですね」と意欲を見せた。

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