J1・川崎は12日、リーグ第20節のアウェー・横浜FC戦(14日、ニッパツ)に向けたオンライン取材を開催した。チームは11日の天皇杯2回戦、J3・福島戦(U等々力)で4―3で勝利した。

 横浜FCとはホームで5月14日に対戦したばかり。その試合では終了間際にオウンゴールで逆転ゴールを奪い、2―1で勝利を収めた。長谷部茂利監督は「ぎりぎりのところで勝ち点3を取れた印象。もっともっと自分たちから仕掛ける、崩す、そういうことが欲しい」と強調した。

 現在、各チームの試合数にばらつきはあるが、18試合で勝ち点29の7位。全38試合のうち、次が半分の19戦目となる。チームはリーグ最多タイの30得点を誇り、得失点差は首位・鹿島に次いで2番目の「+11」。長谷部監督は「自分たちの順位、置かれている立ち位置はまだまだ足りないところなので、そこを改めて突き詰めていく。さらに質を高める、良くしていくというところで、目標に近づく」と話した。

 また、オンライン取材に応じたMF大島僚太は出場すれば、3月29日のFC東京戦以来、久々となる。「(対横浜FC戦が)短いスパンの試合になるので、どうしても難しさというか、お互いにらみ合うような試合になることも。(開始9分に先制された11日の)天皇杯のような入りの試合にならないように、自分たちも(相手を)見つつも、受けることなくアグレッシブにやらないといけない」と気を引き締めた。

32歳の大島は、川崎の同期入団で、相手のセットプレーキッカーとしてのDF福森晃斗(横浜FC)について「高校生の頃から、彼のキックのすごさは知っていたので、すごいなと思いながら(いつも)対戦している。気をつけなければいけない」と警戒心を示した。

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