元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が11日に放送された関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」(月~金曜・午後1時50分)に出演し、自民党が参院選に向けて掲げる現金給付を批判した。

 橋下氏は開口一番「結局こういうばら撒きでしか選挙を乗り切れないっていうね。

今の国会議員の情けなさが浮き出てしまっているというか…」と嘆くと「国民を2分するぐらい、多くの国民が反対するような改革案を、申し訳ないけどこれをやらせてほしいっていうのを選挙で訴えて、選挙の後押しを受けて、改革を進めていくのが本来の選挙の使い方ですよ」と選挙のあり方について熱弁し「お金配るとか減税とか必要なことは必要だけど、国会議員ってこんなことしか選挙前に訴えられないのかと」と苦言を呈した。

 また政府がかたくなに減税に踏み切らないことについては「1回減税をやると、消費税は二度と上げられないだろうって言うんだけど、政治家が情けない話じゃないですか。必要な時には上げたらいいんですよ。今は景気が大変とか、物価が高いから消費税を下げて、物価高が落ち着いたら消費税を上げればいいわけで、何でそういうことをやらないのかな。何がやりたいんですかね、自民党は」と猛批判。現金給付にこだわる自民党に対し「給付っていうのは一番安易な政策ですよ。配るぐらいだったら減税すればいいんじゃないですか?」と不満が止まらなかった。

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