◆明治安田J1リーグ▽第20節 FC東京2―2C大阪(14日・味スタ)

 日本代表・森保一監督が視察後に取材に応じた。試合は前半3分にFWマルセロヒアンのゴールでFC東京が先制。

その後、42分、後半26分にC大阪が得点し、一時逆転。最後は後半36分に再びマルセロヒアンが決めて、引き分けとなった。

 森保監督は「良い試合だったと思う。決着はつかなかったが、両チームとも最後までチャンスもあった。勝利にこだわり、非常に熱い戦いだった。この悪天候の中で来てくださったサポーターの皆さんも、良い試合を見て、来た甲斐があったと思えるような試合だったと思う」と語った。

 FC東京は元日本代表DFの室屋成がドイツ2部・ハノーバーから5季ぶりに復帰し、プレー中に流血しながら本職の右サイドバックでフル出場と奮闘した。森保監督は室屋について「痛い思いをしたと思うが、(ドイツで)経験したこと(守備時の間合いの近さ)が出ていたシーンかなと思う。(前半)右からクロスでチャンスメイクしたシーンなどは、彼が経験してきたもの。守備で激しく戦いながら、攻撃につなげていくというところを見せてもらえた。ドイツでやってきて、なかなか一部(リーグ)ではプレーできなかったと思うが、日本とドイツの違いで、日本がさらに身につけなければいけないようなところは、これからも激しく、厳しく表現してほしい」と高く評価した上で、期待を寄せた。

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