元中日監督の落合博満さんが15日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)に出演。現在、17本塁打、57打点と絶好調のカブス・鈴木誠也外野手を徹底分析する一幕があった。

 司会の膳場貴子アナウンサーに「鈴木選手をどう見てらっしゃいますか?」と聞かれると「ふところが広くなりましたね」と答えた落合さん。

 「バックスイングを取ってくる時に左肩が入ってくると、ベース盤がずれるんですよ。入ってきたものを出す時っていうのは手が遅れてくるの。左肩が入らないでバックスイングして、ここ(ひじと胸の間)のふところが広い分だけ遠くからバットを振ってこれる。そうすると振れ幅が広くなってきて、ボールを抜かれても振っている間に修正ができる」とジェスチャー付きで解説。

 「彼が悪くなってくる時っていうのは、ここ(ひじと胸の間)の張りがゆるくなってくる。そうすると、バットの幅が狭くなってきて、まっすぐには詰まる、変化球には抜かれるっていう状況」と分析すると「だから今はいい状態だと思いますよ」と結論づけた。

 その上で「これはやっている選手でも中々、気がつきません。悪くなってきて、どこで直そうかって感じでするんだけど、中々、直し切れない。だから、いい悪いの波が来る。弓を張るようにバットを振る。ここの張りが大事なの」と話していた。

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