中畑清さん、涙で長嶋茂雄さんとの思い出を回顧「長嶋家でとことん怒っていただきました」 (2025年6月15日)

元ＤｅＮＡ監督の中畑清さんが１５日放送のＴＢＳ系「サンデーモーニング」（日曜・午前８時）に出演。今月３日に亡くなった巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんへの思いを語った。 長嶋さんについて「僕にとっては本当に人生のすべてでしたから」と話し始めた中畑さん。 「物心ついてから、ずっと長嶋茂雄になりたいという一心で追っかけをやらしてもらった７０年ですから」と続けると「真剣にほめてもらうことはあったんですけど、怒られることはほとんどなかったんで」とポツリ。 「ＤｅＮＡの監督を辞める時も『監督を辞めようと思ってるんですけど』って言ったら怒鳴りつけられましたね。『お前、ふざけてんじゃねえぞ！ バカヤロー！ 監督やりたいと思って頑張ってるヤツがどれだけいると思ってるんだ。自分から辞めるなんてことは口が裂けても言うんじゃねえ！』って、長嶋家でとことん怒っていただきました」と話したところで涙声に。 「結局は辞任することを選択したんですけど、今、すごい悔いを残してるというのであれば、あの時にやらせてもらってたらどうなのかなって。恩返しをもっとできたのかなって、そういう風な悔いを残してるってところですね」と続けると「私の中ではしかってもらっていてほしいし、これからもそういう風に（そばに）いてもらってるなってことを念頭に置きながら頑張っていきたいと思います」と話した。 告別式で長嶋さんに語りかけた言葉を聞かれると「感謝の気持ちだけです。本当に長い間、ありがとうございましたと、ご苦労さまでしたと。本当に頑張りましたから」と声を震わせながら返答。 「誰もマネできないと思います。国民にメッセージを送り続けてくれました。最高の、真のスーパースターです」と話していた。